マジリブログ

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iMac Late 2013 は Mac OS X Mountain Lion 10.8のインストールと起動が可能

また間が空いてしまいました。前回の最後に書いたiMacに買い替えた大きな理由の「10.8起動が可能な事」ですが、何故10.8起動が重要かというと、「Adobe CS6シリーズが安定して(大きな不具合無く)動作するから」です。

CS6は10.8では問題無し、10.9だと不具合発生

CS6が正式に対応OSとしているのは10.6.8と10.7なんですが、10.8でも大きな問題無く動作していました。メーカーの対応状況を見ても、Flash CS6以外は特に大きな不具合の告知は無く、CS6を使う上で10.8は非常に快適だったんです。OSの機能も着実に向上していますしね。

それで、去年の10月に10.9がリリースされて、新しいもの好きだしWeb制作者でもあるので最新ブラウザは触っておかないといけないし、最新OSは基本的に使いやすくなる、と信じてるので仕事で使ってるマシンでもどんどんアップグレードしちゃう方なんですが、10.9にアップグレードしたらCS6で不具合が発生したのです。

その不具合が普段使わない部分だったり特定のアプリで発生するだけなら問題なかったんですが、10.9にして発生したエラーが「スペース+マウスドラッグ」のドキュメント内スクロール(移動)がPhotoshop、Illustrator、Indesignの主要アプリで発生するようになってしまい、作業効率が著しく落ちたんです。

アプリの削除、再インストールや、公式サイトのサポート等も色々見ましたが解決に至らず、結論としてはCCを使うか、主要作業は10.8でやるしかないということになりました。CS6は10.9でショートカットの不具合が既に認識されている(ショートカットが機能しないhttp://helpx.adobe.com/jp/photoshop/kb/cq01092146.html)ので、やはり正式に対応を保証しているバージョンではないですし、ショートカット周りに不具合があるようです。

自分の不具合はヘルプのショートカットが機能しない、というのとはちょっと異なっていて、ほとんどのショートカットは機能するのに、スペース+マウスドラッグだけが機能しないというもので、しかも、本体自体を再起動し、文字入力をUS設定の状態でPhotoshopやIllustratorを起動したら動作するのに、作業を進めると突然機能しなくなるんです。

原因は不明なまま。結論「CS6は10.8で使う」

どのタイミングで不具合が発生しているのかも分からなかったので、散々調べた結果、10.9でのCS6利用は断念しました。そこで、10.8が起動する性能の良いMacが必要になったんです。

もちろん、最新のAdobe CCを使えば不具合も解消される可能性もありましたが、CCは月契約、年契約の継続契約ライセンスになってしまったので、ランニングコストが高くなってしまいましたし、CCでないと出来ない作業も無いのでCS6を使いたかったんです。10.8の時は超快適でしたし。

という理由で10.8起動の高性能Macに買い替えなければと思ったのですが、10.8が起動できるもので、性能の良い物となると、一つ前のMac Pro Mid 2012か、10.9が発売される前に市場で発売されたiMac Late 2013なのですが、Mac Proは手に入れるのが難しい上に値段も高い、しかもハードの基本仕様ははちょっと前の世代なので買う気が起こりませんでした。Mac Proは消費電力も多いですし。

10.9プリインストールiMacで10.8のインストール&起動が可能

そこで購入対象はiMacになったわけですが、当たり前ですけど今販売されてるMacは全て10.9がプリインストールされています。なので、普通なら中古で10.8起動可能な本体を探すしかないんですが、Macは発売後にOSがアップデートされて、プリインストールが最新OSになったとしても、大抵の場合は発売時のOSで起動可能なので、現行機種を買っても10.8のインストールや起動が可能なんじゃないか?と思ったんです。

これにはかなり自信がありました。かなり高い確率でインストールが可能だと思っていました。手順は以下の通り。

1.Mac App Storeで10.8を購入(今回は購入済。購入していない人は購入して下さい。)
2.インストーラーをダウンロード
3.インストーラーのパッケージ内のInstallESD.dmgから10.8のインストールUSBを作る
(作り方は色んなサイトが記載されてますのでそちらを参照ください。参考:週アス「Mountain LionのインストールSDカード/USBメモリーを作る方法」)
4.出来上がったUSBを本体に挿して、本体を再起動してOptionを押したままにする。
5.インストーラーのUSBを選択して、10.8のインストールに進む

予想通り10.8のインストールは問題無く進みました。これで現行のiMac、10.9プリインストールモデルに10.8がインストール可能です。ドライバ等はもちろん問題ありませんし、トラブルもありません。元々10.8で販売されていたモデルですから。

ということで、10.8が起動可能な高性能なiMacが手に入りました。しばらく業務ではこの環境で作業しようと思ってます。もちろん、最新OSやブラウザは触らないといけないし覚えないといけないので、MacBook Airの方はどんどんアップグレードさせていきます。制作者って大変だなぁ、と最近思います。