マジリブログ

つらつら書いてます。

Adobe Illustratorのピクセルプレビューは使い物にならない。Illsutratorでウェブデザインは時期尚早か。

ここ数年、ウェブサイトのデザインデータとしてIllustratorデータを渡されることが結構増えたのですが、たまに異常に重いデータがあったりして、マシンスペックが足りないのかと思っていたらそうではありませんでした。

というのも、今年、最新iMac、しかもCPU Corei9、メモリ40GBのものに買い換えたのに重いままだったのです。

じゃあなにが原因なのかと調べたら、表題にあるピクセルプレビュー でした。ピクセルプレビューは、ベクトルデータであるIllustratorの表示をピクセル表示するものですね。ウェブデザインをする際には便利な機能かと思いますが、条件が揃うと、この機能は癌でした。

条件と言っても結構多くの人が当てはまると思いますが、Macの標準となっているRetinaディスプレイ+ピクセルプレビュー表示だと、異常に遅くなります。

環境設定ファイルを削除したり、環境設定を見直したり、GPUパフォーマンスを無効にしてみたり、ちょっと調べて出てくるようなことは全て試しましたが、なにも変わりませんでした。唯一効果があったのは、ピクセルプレビュー表示を無効にした時と、Retina「ではない」外部モニターにドキュメントを移動させた時だけでした。

重くなる理由がわからないのでAdobeのサポートに問い合わせして原因はわかりました。端的にいうと、ピクセルプレビュー表示ピクセル数が多すぎるため、動作が重くなる。というものでした。つまり、Illustratorの画面表示処理の限界ということです。

ピクセル数が多過ぎるから重いということは、ピクセル数を減らせば軽快になるということになります。実際その通りで、ドキュメントウィンドウを小さくすると快適になるんです。驚きの現象です。

設定でどうにかなるものでもなく、macOSが悪いわけでもなく、Illustratorのアプリの作りが悪いだけという、どうにもできない理由でした。Adobeにはお粗末過ぎる早く改善して欲しいと強く要求しましたが、すぐには改善されないでしょうね・・・

とりあえず、Retinaディスプレイ+Illustratorのピクセルプレビュー表示は使い物にならない。ということが分かりました。すごく迷惑ですね。