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Apple新製品ラッシュ!Mac mini 2012 vs 2014比較

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気づいたら秋がもう終わりそうです。ありがたい事で先月でフリーになって2年目を無事に迎える事ができたのですが、あまりにも忙しくてブログ放置状態でした。先月からは大学講師も始めたりと結構な変化があったりして、日々疲れておりました。丸々休んでる日って全く無いんですけど、仕事が沢山合って感謝感激です。

さて、9月のiPhone 6の発表発売からAppleは怒濤の新製品ラッシュですね。iWatch、iMac Retina、Mac mini、iPadと主要どころがフルリプレースされた状態です。特にMac miniは約2年ぶりのリプレースで、新型が出た事で旧型を調べてる人が多いのか、Mac miniの記事へのアクセスが増えているので、2012年型と2014年型の比較をしてみようと思います。

性能アップはしている(部分がある)

製品サイトを見た所、見た目は全く同じですね。変わったのはCPUやメモリーなど内部的なパーツ。CPUは順等に最新CPUが搭載されただけですね。最新CPUが搭載された事で統合GPUであるIntel Graphicsも向上しているので、グラフィック性能もアップしていますね。他に変わった所と言えば、Wi-Fiの11acに対応した所でしょうか。無線の速度がアップしました。基本的な性能アップという意味では悪くないのかなと思いました。

CPU、メモリーに改悪点が目立つ

そして細かく確認した所、改悪点がいくつかありました。まずCPUですが、2012年型はi7を選択したらクアッドコア(4コア)が選択可能でしたが、2014年型は全てデュアルコア(2コア)。4コアモデルが消えました。カスタマイズでも4コアは選択できません。これは、最新CPUのデュアルコアとクアッドコアでソケットの形が異なり、ロジックボードを統一できなかったためだと思います。Macのエントリー機であるMac miniでは複数のロジックボードを設計製造するのはコスト的に無理だったんじゃないでしょうか。CPU性能だけで見たら、マルチコア対応のアプリの場合は2012年型の方が大幅に性能が高いです。

次に大きな改悪点はメモリーです。2014年モデルは自分でメモリーの交換(増設)ができなくなりました。2012年モデルは底蓋をユーザーが開けられるように設計されていて、メモリーの交換が可能でした。最大で8GB2枚、16GBまで増設できたので、メイン機としても十分利用できました。が、2014年モデルは自ら交換は不可となり、16GBを手に入れるにはカスタマイズモデルを注文しなければならなくなりました。メモリーを16GBにするだけで最大で約3万アップします。これは超改悪としか言いようがないでしょう。

分解してもメモリーの増設は不可。カスタマイズ性はほぼゼロ。

例のとごとくiFixitが速攻分解してました。分解説明を見た所、メモリーはロジックボードに直付けされているようで、個人での交換は完全に不可能ですね。ストレージ交換もほぼ全部分解しないとできなそうなので、新型はカスタマイズ性は皆無と思って良いと思います。2012年モデルでは裏蓋を開ければメモリー交換は可能で、数本のねじとパーツを外せばストレージにもアクセスでき、自分でSSDに交換するのも比較的簡単でしたが、2014年モデルはそういった事が一切出来なくなっています。

製品内部は触らせたくない。というAppleらしい新型Mac miniですが、Mac miniってエントリー機ではあるけど、結構好んでカスタマイズする人が多い印象なので、今回のminiはかなり期待外れだったんじゃないでしょうか。私はメイン機がiMacになったのでMac miniは触らなくなりましたが、いざという時のために取ってあります。このまま一応キープしておくのも悪く無さそうですね。

新型Mac miniを買われる人はカスタマイズできない点に注意です。

2012年モデルのレビュー記事はこちら。Mac Mini MD388J/A (Late 2012) が超快適